きっと、ずっと、恋だった。
家に帰ってからもぼーっとして、もやもやして、眠れなくて。
気づいたら夕日が朝日になっていた。
「…学校、行きたくないな」
こんなこと思ったのはいつ振りだろう。
ずっと、楽しかったから。
とくに4人と出会ってからは、毎日が楽しくて、幸せで。
日曜日なんていらないって、毎日が月曜日ならいいのにって、割と本気で思っていた気がする。
…秋樹と、どんな顔して話したらいいんだろう。
私はいつも通りでいられるんだろうか。
秋樹は、私が秋樹の東京行きを知らないと思ってる。
1番悲しいのは、その事実を、秋樹じゃない人から聞いてしまったことだった。