Miss you・・・
そして15分後。
私は体のラインに沿ったグレーのノースリーブワンピースに、同色のジャケットを着せられていた。
ストッキングはもちろん、なぜか下着まで新調させられていた。

この光沢や適度な厚み・・・これ、絶対3足1000円みたいな安物じゃないよねと、ストッキングに触れながら私は思った。
シルクの肌触りって、こんなに気持ちいいんだ・・・。
それにサイズが合ったブラをつけたせいか、胸の形が変わったというか・・・大きくなった気がする。

蘇我さんたちが考える「身につけるもの」って、上に見える服だけじゃないってことなんだ。
土台となる下着で体のラインを整えて、それに見映えする服を選ぶこと。
やっぱりプロは見る目が違う。
そして蘇我さんと住む世界が違うと改めて思ってしまった。
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