Miss you・・・
いっぱい泣いたらおなかがすいたと明が言うので、晩ごはんを食べることにした。
シチューは蘇我さんと明の合作だ。

「ほうれん草入れるとおいしいな。明の言ったとおりだ」と蘇我さんが言うと、明はエヘヘと照れ笑いをした。

明、また元気になってくれた・・・よかった。

その日は明が寝つくまで、私は明のそばにいた。
思ったよりすぐ明は眠ったけど、もしかしたら夜うなされて、起きるかもしれない。
そのときはすぐ明のところへ行けるよう、明の部屋のドアを少し開けておいた。

「明、寝たか」
「はい」

まだ蘇我さんのこと・・・許したわけじゃないんだけど。
でも謝ってくれたし。
でも何で私が笑われなきゃいけないのか、いまだに分からないし。

とにかくお風呂に入ろうと思って、蘇我さんの前を通ったとき、「待て」と言われて手を握られた。
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