Miss you・・・
「な、何言って・・・」
「だからここいらで、真由美は俺んだってアピールしといたほうがいいだろうと思ってさ」

何で蘇我さんに「真由美」って呼ばれると、足の指がキュッと丸まってしまうくらい、体が疼いてしまうんだろう。

「・・・策士ですよね、蘇我さんって」
「当然だ。だからこれからは、社内で俺を避けようとしたり、無視すんな」
「・・・はい」

「真由美さえ俺のこと見てくれれば、それで満足なんだよ」

うわ!またそんなロマンチックなセリフを言う!
私は思わず蘇我さんのワイシャツをギュッと握ってしまった。
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