Miss you・・・
「言ったろ。今夜は一緒に寝るだけだって」
「わ、わかってますっ!」
「明日は覚悟しとけよ」
「なっ・・・」

「何を」と無邪気に聞く年齢でもないか・・・。
観念した私は、ムダに入れてた力を抜いて、蘇我さんに気持ち寄りかかった。

「熱いですね、蘇我さんの体って」
「だから煽るなって言ってんだろ」
「あおってない・・・」

気が緩んだせいか、眠たくなってきた。

「眠れそうか?」と蘇我さんに聞かれて、私はコクンとうなずいた。
すでに私はもう半分以上眠っている状態だ。

「秀吉さんの腕の中、気持ちいい・・・」

「おやすみ、真由美」という蘇我さんの声が、かすかに聞こえたのを最後に、私はぐっすり眠ってしまった。
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