Miss you・・・
「え・・・」

腕枕。
目の前には、シャツで隠れたたくましい胸板。
私はコアラのように蘇我さんに手足を絡ませて、眠っていた・・・らしい!

「おはよ」
「おおお・・・はよう、ございます?」
「なんで疑問形なんだよ。朝だろ?今」
「そ、そうですよねっ。アハハハ」と私は白々しく笑いながら、それとなく蘇我さんから離れようとした。

が、蘇我さんは私を離してくれない。

「そ、そが、さん?」

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