Miss you・・・
蘇我さんは私にぐっと顔を近づけ、「よく眠れたか」と聞いてきた。
そう聞かれて、確かに私はぐっすり眠れたと思ったので、「はい」と答えてニッコリ笑った。

「う・・・おまえなぁ。マジで拷問だ!」と唸るように蘇我さんは言うと、私からサッと離れてベッドから出た。

「あ、あの。蘇我さん?」
「なんだよ」
「蘇我さんはよく眠れましたか?」
「・・・ああ」と蘇我さんは答えると、顔に当てていた手を、洗うように上下にふった。

そして私のほうをふり向くと、「朝メシの準備してくる」と言ってニコッと笑い、部屋を出た。

「朝メシ」と言われてハッと気がついた。
私がしたくをしなきゃいけないんじゃないの!と。

でも蘇我さんは、体を動かさないと鈍るからの一点張りで、結局私には作らせてくれなかった。
また甘やかされてしまった・・・うう。
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