Miss you・・・
「おまえは不感症じゃない。へタレ元夫がおまえのせいにしただけだ」
「で、でも私、本当に聡史さんとその・・・していたときは、ここまで感じたことはなくて。体も冷たいままだったし・・・。だから私の体に問題があったとしか思えない」と私が言うと、秀吉さんは私を起こした。

そしてキスをすると、私を布団の中に包ませ、「すぐ戻る」と言って、自室にあるバスルームへ消えた。

秀吉さんがいなくなると、途端に寒くなる。
でも秀吉さんは本当にすぐ戻ってきた。
裸を直視できなくて、私は横向きになった。

秀吉さんはベッドに入ると、私を背後から抱きしめた。
背中から秀吉さんの熱が伝わり始めて、私はホッとし、体を預けた。
< 197 / 206 >

この作品をシェア

pagetop