Miss you・・・
無理すんなよ
「え!?それ私の・・・」と、か細い声で私が抗議すると、「黙ってろ」と彼は言って、私を睨みつけた。

クマに睨まれた!怖い!
私は布団にもぐりこみ、目だけ彼のほうを向いた。

「もしもしー?あれ?この携帯、マユちゃんのじゃないのー?」

声が聞こえる。ということは、スピーカー機能にしてくれたのか。
話そうと口を開けた私に、彼はまた一睨みで私を黙殺した。

そしてその目つきから、私が「マユちゃん」かどうか、確かめたがってるようだったので、私はコクンとうなずいた。
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