Miss you・・・
「はーい」
「悪いな明。本当は年下のおまえを真ん中にすべきだろうが、俺、母ちゃんと明、二人と手つなぎたいんだよ」
「僕、秀吉さんと手つなげれば、別にいいよ」
「そっかー?嬉しいこと言ってくれるな、明は。ありがとな」と蘇我さんに言われて、明はエヘヘと照れ笑いしながら喜んでいた。
「いいか、明。女の人には歩道寄りを歩かせるんだ。これは男として女を守るっていう意味もあるんだぞ」
「ふぅん」
それで私が一番歩道寄りなのか。
明は私のことを守ってくれるけど、やっぱり10歳だし・・・。
蘇我さんのそれとは規模が違う。
私は蘇我さんとつないでいる自分の手を、そっと見た。
蘇我さんの大きな手から、ぬくもりが伝わってくる。
それだけで私は、守られているんだと実感してしまう。
こんな感覚は生まれて初めてで、正直私は戸惑ってしまった
「悪いな明。本当は年下のおまえを真ん中にすべきだろうが、俺、母ちゃんと明、二人と手つなぎたいんだよ」
「僕、秀吉さんと手つなげれば、別にいいよ」
「そっかー?嬉しいこと言ってくれるな、明は。ありがとな」と蘇我さんに言われて、明はエヘヘと照れ笑いしながら喜んでいた。
「いいか、明。女の人には歩道寄りを歩かせるんだ。これは男として女を守るっていう意味もあるんだぞ」
「ふぅん」
それで私が一番歩道寄りなのか。
明は私のことを守ってくれるけど、やっぱり10歳だし・・・。
蘇我さんのそれとは規模が違う。
私は蘇我さんとつないでいる自分の手を、そっと見た。
蘇我さんの大きな手から、ぬくもりが伝わってくる。
それだけで私は、守られているんだと実感してしまう。
こんな感覚は生まれて初めてで、正直私は戸惑ってしまった