もしこの気持ちが恋なら
その人は、恋してはいけない人なの。

「あっ、川口」
「芦田(アシダ)先生。」

この人がうちの副担任の先生で現代文の担当、そして、大好きな人。

「ちょうどいいところに来た」
「えー?また持ってくのー?」
「嫌ならいいけどー?」
「芦田先生の頼みごとなら、、」
「さすがポチ」

ポチって言うのは、うちがもってる傘が小さめで、これにはいるってポチじゃんって芦田先生が名付けたんだよね。

「先生、うち今日の小テスト何点だった?」
「ポチはねー、7点だったよ」
「やったー、合格だー」

芦田先生笑ってる
めっちゃ可愛い
こうやって先生と話したり、一緒にいたりしてるこの瞬間が本当に大好き。
先生は、結婚もしてるし、子供もいるし、女だし
絶対に叶わないけど大好きなの
自分でもバカだと思うよ
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