機動装甲
「ハイバスターランチャーですか!?」
返ってきたオペレーターの声は裏返っていた。
…ハイバスターランチャー。
コテツブレードと同様、帝重工が開発を進めていた機動装甲用重火器。
高出力の重金属粒子を撃ち出すロングレンジキャノンであり、その威力は最大出力ならば核シェルターすら貫通するという。
「ハイバスターランチャーならばSフィールドも貫ける」
「しかし、まだあれは開発途中の武装です。最大出力でも本来の60%程度の出力しか出ませんし、一発しか撃つ事が…」
「一発撃てれば十分だ」
俺はMk―Ⅱで上空を見上げた。
…テロリスト機は再び急降下を開始している。
「急いでくれ」
俺はスラスターを全開にしてテロリスト機に突っ込んだ!
コテツブレードを振り上げ、テロリスト機のゴーグル状の眼が鋭く光る。
俺はビームライフルで牽制しつつ、進路を急激に変えてその斬撃を回避した。
急旋回で内臓がねじれるような感覚。
凄まじいGで気絶しそうになる。
それでもメインレバーは放さない!
フットペダルを更に踏み込み、テロリスト機を引き離す。
しかし。
「!」
更なる推力を以って、テロリスト機は肉薄してきた!
「Mk―Ⅱを追い詰めるほどの飛行速度だと!?」
テロリスト機の振り下ろしたコテツブレードが。
「!!」
Mk―Ⅱの可変翼にかすめた!
返ってきたオペレーターの声は裏返っていた。
…ハイバスターランチャー。
コテツブレードと同様、帝重工が開発を進めていた機動装甲用重火器。
高出力の重金属粒子を撃ち出すロングレンジキャノンであり、その威力は最大出力ならば核シェルターすら貫通するという。
「ハイバスターランチャーならばSフィールドも貫ける」
「しかし、まだあれは開発途中の武装です。最大出力でも本来の60%程度の出力しか出ませんし、一発しか撃つ事が…」
「一発撃てれば十分だ」
俺はMk―Ⅱで上空を見上げた。
…テロリスト機は再び急降下を開始している。
「急いでくれ」
俺はスラスターを全開にしてテロリスト機に突っ込んだ!
コテツブレードを振り上げ、テロリスト機のゴーグル状の眼が鋭く光る。
俺はビームライフルで牽制しつつ、進路を急激に変えてその斬撃を回避した。
急旋回で内臓がねじれるような感覚。
凄まじいGで気絶しそうになる。
それでもメインレバーは放さない!
フットペダルを更に踏み込み、テロリスト機を引き離す。
しかし。
「!」
更なる推力を以って、テロリスト機は肉薄してきた!
「Mk―Ⅱを追い詰めるほどの飛行速度だと!?」
テロリスト機の振り下ろしたコテツブレードが。
「!!」
Mk―Ⅱの可変翼にかすめた!