only





そう思いながら、足を踏み出した。



私の癒しの音楽が、歌詞はなくとも素晴らしい演奏と共に流れている。


まるで、これからの私の高校生活を後押ししてくれるかのように。



まだ、まだカラフルじゃなくていい。

友達がいて、彼氏がいて、毎日楽しい!
そんなのはなくていいから。


お願いだから、何もありませんように…。
ただそれだけ。






なのに


ーーーーーーーー何で。
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