only
希望の光
私に構ってくれるだけでも嬉しいのに。
こんな風に誰かに話しかけてもらったことなんかなくなってた。
だから、太陽みたいな笑顔を前にして私は
彼を希望の光なんだと確信した。
ココロが躍る。
純粋に、すごくすごく、言葉では表せないくらい嬉しい。
失くしてしまうのが怖いから、
怯えてたから、
1度はこの手で消してしまった光に、手を伸ばしてみてもいいのかな。
私は、この数年で誰にも見せたことのないようなとびっきりの笑顔で言った。
「ありがとう」