only


「違う?」


違う。

私と友達になんてなってはいけない。



ううん。なれない、ならない。



久しぶりに耳にしたその言葉は、無惨にも過去の記憶を蘇らせる。





ーーーあんたみたいなやつ、この世にいらないんだよ!!


ーーー親に似て人を殺しそうで怖いわ


私を見る冷ややかな目。

なんで私が?



こんな思いするくらいなら、もう…。






「大丈夫?」

あ…優しい声………。



「さっきから泣きそうだけど」



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