ずっとキミが好きでした。
気が付くとステージ発表は終わっていた。


スポットライトを浴びて、


鼓膜が破れそうなほどの大音量の拍手をもらって、


スタンディングオーベーションを見て、









明日音くんは、








やっぱり、









…笑っていた。






私は幸せそうな彼の顔を目に焼き付け、騒がしい会場の外に出た。
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