ずっとキミが好きでした。
4 もぐら
「もぐらになったんだ」
みっくんが衝撃的な言葉を口にした。
文化祭明けの最初の登校日。
私が上履きをはくやいなや、みっくんは人目に付かないところまで私を強引に引っ張って来てそう告げた。
「…もぐら?」
私が聞き返すと、みっくんは視線を落とした。
本当はあまり言いたくないことなのだろう。
でも私に伝えてきたということは、あのことしかない。
「明日音くんでしょう」
みっくんは軽く首を縦に振った。
いやな予感が奇しくも的中してしまったようだ。
「明日音くん、耳聞こえないんだよね?」
みっくんは私の問いに頷いた。
「あすは…ーー突発性難聴らしい」
みっくんが衝撃的な言葉を口にした。
文化祭明けの最初の登校日。
私が上履きをはくやいなや、みっくんは人目に付かないところまで私を強引に引っ張って来てそう告げた。
「…もぐら?」
私が聞き返すと、みっくんは視線を落とした。
本当はあまり言いたくないことなのだろう。
でも私に伝えてきたということは、あのことしかない。
「明日音くんでしょう」
みっくんは軽く首を縦に振った。
いやな予感が奇しくも的中してしまったようだ。
「明日音くん、耳聞こえないんだよね?」
みっくんは私の問いに頷いた。
「あすは…ーー突発性難聴らしい」