ずっとキミが好きでした。
みっくんと別れ、私は家までの残り一キロを歩いていた。
時刻は6時50分。
街灯がほとんど無い田んぼ道は、暗くてあまり前が見えない。
昼過ぎから降り出した雪が積もり始め、道路は所々凍結している。
人生初のブーツで足が疲れ、雪が染み込んで爪先がジンジンと痛んできた。
ーーふと思い出す。
13年前の今日。
私は…
家族を失った。
この世で一番大切だった両親を事故で亡くした。
今日みたいに雪が降り続いていて気温が下がり、路面が凍結していた。
「お父さん、お母さん…ーーごめんなさい」
気が付くと、熱いものが頬を伝っていた。
時刻は6時50分。
街灯がほとんど無い田んぼ道は、暗くてあまり前が見えない。
昼過ぎから降り出した雪が積もり始め、道路は所々凍結している。
人生初のブーツで足が疲れ、雪が染み込んで爪先がジンジンと痛んできた。
ーーふと思い出す。
13年前の今日。
私は…
家族を失った。
この世で一番大切だった両親を事故で亡くした。
今日みたいに雪が降り続いていて気温が下がり、路面が凍結していた。
「お父さん、お母さん…ーーごめんなさい」
気が付くと、熱いものが頬を伝っていた。