溢れる愛ばかり
『...暇だなぁ.....』
おっと、心の声がもれた...
それにしても暇だ。ゲームは双子がやってるし、本を読んでもらおうとしたけど翠はいないし...
あおな寝てるし、料理してみようと思ったら雫いないし。
雫のいないところで火を使っちゃ駄目なんだってさー、危ないからって注意された.....
「...尊、暇なら手伝うか?」
奏が半袖に七分丈の短パンと、ラフな格好でリビングから出ようとしていた。