意地悪な彼氏と、同棲始めます。


次第に暗くなっていく舜くん。



「…だめ…だった…?」






「…合格、だって」




「ほ、ほんとに!?」




あの瞬間は今でも忘れられないなぁ。






子供のように喜ぶ私に、舜くんは「…杏里が頑張ったから、ご褒美」と言って、そっと私の手を握り、キスを落とした。





「…んっ…?」





キスの最中、手の中に覚えた違和感。






唇を離し、手を開いてみると…






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