彼氏はイケメンマフィア

side颯龍

車の中では暖房をつけさせ毛布にくるんで抱いていたが、少女の体温はあまり変わらなかった。


車を降りてプライべートビルの最上階にあるヘリポートへ向かう。


ヘリポートに着くとそこにはすでに黒いヘリが止まっていてプロペラは風をきっていた。


「颯龍様！東龍！」


側近の１人火龍（フォロン）がヘリの手前で待っていた。


「颯龍様？その少女は一体…？」


「火龍。電話で説明したとおりだ。」


東龍はどうやら電話ですでにこの少女について説明していたようだった。