彼氏はイケメンマフィア
「ではその少女が…。」


「あぁ。」


悟ったらしき火龍。


「それでは急ぎましょう。すでに病院には南龍を待機させています。」


「あぁ。」


火龍が安全を確認しヘリに乗り込む。


ヘリが飛び立つと少女の体が小刻みに震えはじめた。


(これでもまだ寒いのか…。)


すぐにでももっと温めたいが暖房も全開にしたうえで毛布にくるみ、今できうる範囲のことはしつくしていた。

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