七瀬君を夢中にさせるには…
はぁ、はぁ、はぁ
急いで七瀬君を追いかけたが姿が見えない
駅に向かったのでは？
と思い最寄り駅につくと
今にも改札を通ろうとする七瀬君の姿が目に入った
私は大声で
「な、な、せ、くーん」
というと
彼はかなりバツが悪そうな顔で私の前に来て
人目につかない駅のロッカールームに連れられている
気が付くと私は壁に背をつけ、彼を見上げていた
顔の横には、彼の手があった
身動きがとれないけど、こんなシチュエーションにドキドキしてる私も確実にいた
