七瀬君を夢中にさせるには…


その中のボス的なきついメイクの先輩が口を開いた


「あんたさ、七瀬くんのなんなの?

七瀬くんはみんなの七瀬くんなの

誰かのものになってはならないの

それが暗黙の了解、わかる?」


とキリッとその場にいる全員が私の方を睨んでいる


私は思い切って


「な、七瀬くんはものではありません

私は彼のペットでこき使われてるだけです

嫉妬は受け付けません」


とはっきりいった


ドスッ

私は地面に顔をぶつけた

とっさに先輩に押されてこけたということがわかる


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