七瀬君を夢中にさせるには…


私はダッシュで七瀬君の待つ屋上に


二つのお弁当を持って走る


少しでもおくれるとご主人様のご機嫌が最悪なので…


今日はよりによって黒田君に引き留められるし

七瀬君怒ってるだろうなぁ


そう思いながら

屋上に入る重たいドアを開けた


「七瀬君お待たせ」

「遅い」

かなり不機嫌でいらっしゃる…


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