七瀬君を夢中にさせるには…
復讐はやめましょう
私は、黒田くんの弟らしき二人にベッドに座らされ両手を取り押さえられたまま
電話を終えた黒田くんは私に近寄りこう言った
「大切なものを傷つけられた気持ちがあいつにも味あわせてやる」
どういうこと?
黒田くんは七瀬くんに何か恨みでもあるの?
と思いながら恐る恐る彼にきいてみることにした
「黒田くんは七瀬くんに何かされたの?」
「俺たちは七瀬が大嫌いだ
誰もが七瀬のことを好きになる
親も女も、みんな」
だから、あんたをめちゃくちゃにして七瀬の悲しむ顔がみたいんだよ
と最後は私の耳元でつぶやきぺろっと首筋を舐めた