七瀬君を夢中にさせるには…


そして、私の家につくと立ち止まって七瀬君は話しだした


「明日、黒田と話すことにするんだけど、お前も聞いてほしい

拒否は受け付けない」


と少しいつもの七瀬君に戻りつつある

私は

「七瀬君のこと知りたいから聞いてあげる」

というと彼の口角が少し上がったのを私は見逃さなかった


今日の出来事は一生忘れられないと思うが

七瀬君との距離がすこし縮まったような気がする


明日、どんな話を聞けるのか楽しみだな

と思いながら岐路についた七瀬君の背中を見つめていた



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