七瀬君を夢中にさせるには…


「そんな日向君も好きよ

ねえ、キスして

そしたら、あなたのこと諦める

あなたならできるでしょ?」


と俺と少ししか身長が変わらないので背伸びをして唇を近づけ始める彼女

そんな時


ガラガラガラ~

「日向、おま、た、せ…

紗耶香と何してる?」

と今まで見たこともないキレたトーンで聞く嵐の姿だった。


俺はすぐさま西山さんを引き離し教室の入り口に立ったままの嵐に説明しようとした。


「七瀬君に迫られたの

しかも、キスされたの」

と泣きながらその場にしゃがみこんで嵐に訴える西山さん


「日向、何すんだよ

俺の彼女って知っててこんなこと」

どうしてだよっと嵐の怒りは治まらない



< 68 / 88 >

この作品をシェア

pagetop