七瀬君を夢中にさせるには…

「う、うん」

私は彼の隣に人一人すわれるくらいあけて座った。

「なんでそんなに離れて座るんだよ」

「ペットの分際でご主人様の隣に座るなんて恐れ多いので」

とフローリングの上に座り直そうと立ち上がると

ガシッと手を掴まれた。


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