赤い刻印 - Secret Love -
でも、暗くて冷たい部屋が今日は少しだけ暖かく感じた。
それはついさっきまで先生と一緒にいたからかもしれない。
幸せなような切ないような、そんな複雑な気持ちで私はエアコンのリモコンを手にした。
「一沙?」
玄関のドアが開く音と同時に、母親が私の名前を呼ぶ声がした。
玄関へと向かうとコンビニの袋を持った母親が立っている。
「え、どうしたの!?仕事は?」
夜の仕事をしている母親がこんな時間に帰ってくるなんて滅多にない。
「体調悪くなっちゃって早めに帰らせてもらった」
「大丈夫?」
「うん。一沙ご飯食べた?良かったらこれ」
母親が差し出した袋にはコンビニのパンやスイーツが大量に入っている。
それはついさっきまで先生と一緒にいたからかもしれない。
幸せなような切ないような、そんな複雑な気持ちで私はエアコンのリモコンを手にした。
「一沙?」
玄関のドアが開く音と同時に、母親が私の名前を呼ぶ声がした。
玄関へと向かうとコンビニの袋を持った母親が立っている。
「え、どうしたの!?仕事は?」
夜の仕事をしている母親がこんな時間に帰ってくるなんて滅多にない。
「体調悪くなっちゃって早めに帰らせてもらった」
「大丈夫?」
「うん。一沙ご飯食べた?良かったらこれ」
母親が差し出した袋にはコンビニのパンやスイーツが大量に入っている。