赤い刻印 - Secret Love -
先生の体がピクンと動く。
美雪先生というワードに少しだけ反応したみたい。
「あれ?やっぱり美雪先生との噂って本当だったんだ」
さすがにさっき写真を見てしまったことは言えない。
「昔のことだよ」
「そっか…」
自分から話を振っておいて傷ついている自分がいる。
たとえ昔のことだって、先生の"特別"だった女性がこの世に存在することはつらい。
「美雪先生って幸せ者だよね」
「ん?」
「だってさ、こんな堅物教師の素顔を見放題だったんだんでしょ。羨ましいよ」
「それって褒められてるのか貶されてるのかよく分からんな」
「ふふ、一応褒めてる。村田先生って知れば知るほど、もっと知りたくなる人だもん」
美雪先生というワードに少しだけ反応したみたい。
「あれ?やっぱり美雪先生との噂って本当だったんだ」
さすがにさっき写真を見てしまったことは言えない。
「昔のことだよ」
「そっか…」
自分から話を振っておいて傷ついている自分がいる。
たとえ昔のことだって、先生の"特別"だった女性がこの世に存在することはつらい。
「美雪先生って幸せ者だよね」
「ん?」
「だってさ、こんな堅物教師の素顔を見放題だったんだんでしょ。羨ましいよ」
「それって褒められてるのか貶されてるのかよく分からんな」
「ふふ、一応褒めてる。村田先生って知れば知るほど、もっと知りたくなる人だもん」