赤い刻印 - Secret Love -
フンと鼻で笑いながら私のほうを見る香川。
何も答えられずに黙っていると、香川の顔が少しずつ不機嫌な表情に変わっていった。
「できないと思ってるんでしょ?」
「思ってないよ。あんたはやるって言えばやる子でしょ?」
香川が意外と度胸ある奴だなんてことは、とっくに分かってるって。
度胸と言っても良いほうの意味ではないけれど。
「香川。私もう先生とは関わらないって決めたの」
「え?」
「もう必要以上に関わらないし先生のこと忘れる。それに免じて黙っててくれないかな?」
「…」
「もしもあのことがバレたら、先生は学校にいられなくなるかもしれない」
「かもじゃなくて確実にそうなるでしょ」
「…」
何も答えられずに黙っていると、香川の顔が少しずつ不機嫌な表情に変わっていった。
「できないと思ってるんでしょ?」
「思ってないよ。あんたはやるって言えばやる子でしょ?」
香川が意外と度胸ある奴だなんてことは、とっくに分かってるって。
度胸と言っても良いほうの意味ではないけれど。
「香川。私もう先生とは関わらないって決めたの」
「え?」
「もう必要以上に関わらないし先生のこと忘れる。それに免じて黙っててくれないかな?」
「…」
「もしもあのことがバレたら、先生は学校にいられなくなるかもしれない」
「かもじゃなくて確実にそうなるでしょ」
「…」