赤い刻印 - Secret Love -
私は唇が重なる寸前で先生から離れてニヤッと微笑んだ。

「ビックリした?」
「…っ、お前なぁ!!」

先生の顔がみるみるうちに真っ赤になっていく。
珍しくあのポーカーフェイスが崩壊している。
先生ってば超可愛い…。

「矢沢、冗談にもほどがあるぞ」
「先生にはこれくらいの刺激があったほうがいいかと思って」
「ふーん」
「?」

急に真面目な表情になった先生。
次の瞬間、先生は徐に白衣を脱ぎ始めた。

「なかなかいい度胸してるな、矢沢」
「!?」

脱いだ白衣を机の上に置いてゆっくりとこっちに近づいてくる先生。
やばい、もしかして先生に火つけちゃったー!?
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