赤い刻印 - Secret Love -
「先生は?」
「今日1時間目は授業ないから。改めて校長に説明してくるよ」
「説明って?あの写真じゃ言い逃れできないし、それ以上のこと疑われても無理ないよ」
「してないことはちゃんと否定してくる」
「そんなこと信じてもらえると思ってるの?」
「矢沢は何も心配しなくていい。ほら、早く教室行け」
先生に背中を押されて仕方なく化学室を後にした私。
少し歩いたところで立ち止まってボーッと外の景色を見つめた。
先生が本気で私のこと好き?
…そんな嘘みたいな話信じられない。
でもあのシチュエーションで嘘を言うはずもない。
そもそも堅物な先生はそういうジョークなんてめったに言わない人間だ。
「先生…」
先生がさっき触れた後頭部が妙に温かい。
「先生、好き…」
「今日1時間目は授業ないから。改めて校長に説明してくるよ」
「説明って?あの写真じゃ言い逃れできないし、それ以上のこと疑われても無理ないよ」
「してないことはちゃんと否定してくる」
「そんなこと信じてもらえると思ってるの?」
「矢沢は何も心配しなくていい。ほら、早く教室行け」
先生に背中を押されて仕方なく化学室を後にした私。
少し歩いたところで立ち止まってボーッと外の景色を見つめた。
先生が本気で私のこと好き?
…そんな嘘みたいな話信じられない。
でもあのシチュエーションで嘘を言うはずもない。
そもそも堅物な先生はそういうジョークなんてめったに言わない人間だ。
「先生…」
先生がさっき触れた後頭部が妙に温かい。
「先生、好き…」