赤い刻印 - Secret Love -
心臓がバクバク言っている私をよそに、平然と実験の続きに取り掛かろうとしている。
完全に子ども扱いされてる…!
悔しくて情けなくて、私は衝動的に化学室のドアへと向かい鍵を施錠した。
…カチャッ
鍵が閉まる音に驚いてこっちを振り返った先生。
「矢沢?何して…」
「怯えてなんかない!」
私は強引に先生の右腕を引っ張って同時に背伸びをする。
あっという間に接近した2人の顔。
先生の甘い香りを感じて私はぎゅっと瞳を閉じた。
「やざ…」
微かに触れるだけのキス。
自分でも笑っちゃうくらい、ぎこちないキス。
一瞬すぎて先生の唇のぬくもりを感じる余裕すらなかった。
完全に子ども扱いされてる…!
悔しくて情けなくて、私は衝動的に化学室のドアへと向かい鍵を施錠した。
…カチャッ
鍵が閉まる音に驚いてこっちを振り返った先生。
「矢沢?何して…」
「怯えてなんかない!」
私は強引に先生の右腕を引っ張って同時に背伸びをする。
あっという間に接近した2人の顔。
先生の甘い香りを感じて私はぎゅっと瞳を閉じた。
「やざ…」
微かに触れるだけのキス。
自分でも笑っちゃうくらい、ぎこちないキス。
一瞬すぎて先生の唇のぬくもりを感じる余裕すらなかった。