赤い刻印 - Secret Love -
もちろんキスは初めてじゃないけど、自分からこんな風にキスを仕掛けたのは初めてかもしれない。
そしてこのキスは愛情表現じゃない。
子ども扱いされたことが悔しかったというだけの意地のキスだ。
「…」
「……」
ゆっくりと離れた唇。
怒られること覚悟して瞳を開けたら、今度はグイッと先生のほうに引き寄せられた。
「せん…!?」
状況を把握する前に、私は先生に唇を奪われていた。
そのキスもやっぱり一瞬だったけど、さっきのぎこちないキスとは別物だった。
深いキスじゃないのに何もかもが違う。
経験値…?
先生は大人の男なんだな、と妙に実感してしまって複雑な気持ちになる。
…いや、そんな冷静に分析している場合じゃない!
そしてこのキスは愛情表現じゃない。
子ども扱いされたことが悔しかったというだけの意地のキスだ。
「…」
「……」
ゆっくりと離れた唇。
怒られること覚悟して瞳を開けたら、今度はグイッと先生のほうに引き寄せられた。
「せん…!?」
状況を把握する前に、私は先生に唇を奪われていた。
そのキスもやっぱり一瞬だったけど、さっきのぎこちないキスとは別物だった。
深いキスじゃないのに何もかもが違う。
経験値…?
先生は大人の男なんだな、と妙に実感してしまって複雑な気持ちになる。
…いや、そんな冷静に分析している場合じゃない!