赤い刻印 - Secret Love -
デジカメをポケットにしまい階段を降りていく香川。
その後姿を見つめながらギュッと拳を握った。
「待って!!」
気づいたら大声で彼女のことを呼び止めていた。
香川はゆっくりと振り返って微笑を浮かべる。
彼女の思惑通り、ってところかもしれない。
私が言葉に詰まっていると最初に香川が口を開いた。
「やっぱり先生のことが好きなんだね」
「え?」
「先生のこと大好きで先生を守りたくて。そんな顔してる」
「…」
図星だと思った。
というか私自身、今ようやくそれに気づいたんだ。
" 私、村田先生のことが好きかもしれないー "
その後姿を見つめながらギュッと拳を握った。
「待って!!」
気づいたら大声で彼女のことを呼び止めていた。
香川はゆっくりと振り返って微笑を浮かべる。
彼女の思惑通り、ってところかもしれない。
私が言葉に詰まっていると最初に香川が口を開いた。
「やっぱり先生のことが好きなんだね」
「え?」
「先生のこと大好きで先生を守りたくて。そんな顔してる」
「…」
図星だと思った。
というか私自身、今ようやくそれに気づいたんだ。
" 私、村田先生のことが好きかもしれないー "