赤い刻印 - Secret Love -
文幸が周囲をキョロキョロと見回してから私の耳元に近づいてくる。
「クラスメイトの物を盗んだりとか。そーゆう陰湿なほう」
「盗み?」
「まあ俺が直接見たわけじゃないけど。当時クラスで盗難事件が頻発してて、俺の友達が香川がやってるところを見たっていう話」
「ふーん?そんな風には見えないけど」
…それは意外だ。
事実かは分からないけど、文幸は信憑性が全くない話を簡単にするような男じゃない。
とはいえ香川がそこまで大胆なことをするとも思えなかった。
コソコソと隠し撮りはするけどね。
「とりあえず気をつけろよな」
「ありがとう、文幸」
「クラスメイトの物を盗んだりとか。そーゆう陰湿なほう」
「盗み?」
「まあ俺が直接見たわけじゃないけど。当時クラスで盗難事件が頻発してて、俺の友達が香川がやってるところを見たっていう話」
「ふーん?そんな風には見えないけど」
…それは意外だ。
事実かは分からないけど、文幸は信憑性が全くない話を簡単にするような男じゃない。
とはいえ香川がそこまで大胆なことをするとも思えなかった。
コソコソと隠し撮りはするけどね。
「とりあえず気をつけろよな」
「ありがとう、文幸」