ヤンデレくんとツンデレちゃん
「……別に」
「梁ちゃん以外に『愛してる』って、囁いてもいいの?」
「いいに決まってるでしょ」
「抱きしめても? キスしても?」
「学祭の劇でキスはやりすぎだと思うけど」
「どうして平気でいられるの?」
「どうしてって言われても……劇だし」
「ボクは嫌だな。劇でも、梁ちゃんが誰かと恋人になるのは」
「知らないよそんなの」
「ねえ。一緒に出ようよ、梁ちゃん」
そんな真剣な顔して頼まれても、あたしは劇には出演したくない。
「断る」
「梁ちゃん以外に『愛してる』って、囁いてもいいの?」
「いいに決まってるでしょ」
「抱きしめても? キスしても?」
「学祭の劇でキスはやりすぎだと思うけど」
「どうして平気でいられるの?」
「どうしてって言われても……劇だし」
「ボクは嫌だな。劇でも、梁ちゃんが誰かと恋人になるのは」
「知らないよそんなの」
「ねえ。一緒に出ようよ、梁ちゃん」
そんな真剣な顔して頼まれても、あたしは劇には出演したくない。
「断る」