ヤンデレくんとツンデレちゃん

「するよ。させてよ。それだけが生き甲斐なんだ」

「また大袈裟なこといって……」

「梁ちゃんと幸せになりたい」

「もうほんと黙って」

「梁ちゃんを幸せにしたい」

「黙ってってば」

「梁ちゃんのそんな顔……たくさん見たい」


身体が火照って仕方ない。

喉がカラカラだ。


「暑い、もう」

「脱がしてあげようか」

「やらしい」

「やらしくもなるよ? 梁ちゃんのこと好きだから」

「……バカ」

「聞かせて欲しい。梁ちゃんのほんとの気持ち」

「…………」

「でなきゃ安心できない。梁ちゃんにボクは愛されてるのかな?」

「……そんなの……」

「教えて梁ちゃん」

「そんなの、」

「うん」
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