ヤンデレくんとツンデレちゃん


「特等席予約しておこうか。送迎付だよ」


そうだった。

こいつなら、らくらく見れるんだ。


きっと高いよね。よく見える場所って。


「……いいよ、そんなの」

「それじゃ、別荘戻ったら2人でする?」

「え?」

「今夜は泊まるでしょ。うちに」

「……!!」

「泊まりなよ」

「でも……」


いいのかな。

玉城さん、二時間だけって言ってたけど。


あれって遊ぶ時間がそれだけってことじゃないのかな。


「嫌って言われても帰さないけど」

「お、おばあちゃん心配してるかもだし」

「連絡してみてよ。納得してくれなきゃボクが納得させる」

「はぁ……?」

「ね?」

「……うん」

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