ヤンデレくんとツンデレちゃん


「よかった」

「……バカ」

「梁ちゃん」

「なによ」

「大好き」

「……!!」

「だーいすき♡」

「しつこいよ」

「他に欲しいのある? 今のうちに買っておかないと玉城迎えにきちゃう」

「んー、そうだなぁ……愛は? 見て回りたいとこある?」

「ボクの居たい場所は梁ちゃんの隣だから。梁ちゃんの向かうとこならどこでもいいよ」

「っ、あのねぇ」

「りんご飴を舐める梁ちゃんも見たいし。ベビーカステラ頬張る梁ちゃんも、とびきりキュートだろうし。かき氷食べて頭キンってなる梁ちゃんもそれはそれは……」

「妄想するな」

「だってさぁ。こんなにそばにいられることが嬉しいんだ」


またそんなことさらっという。


「あんたあたしのこと離れたとこから見てたんだね」

「ふふ」

「笑いごとか……?」

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