ヤンデレくんとツンデレちゃん
「あ、玉城から連絡だ」
「そっか。もう2時間たったんだね」
「あっという間だったねぇ。花火ちゃんと買ってきてくれたかなぁー」
「いつの間に連絡入れたの?」
「ロケット花火多めにって注文叶えてくれたかな」
「打ち上げる気なの?」
「ボクの梁ちゃんへの愛を、夜空に盛大にドドン☆」
「うわぁー。全力で阻止してやりたい」
「せっかくだから、千穂と未兎にも声かけたよ」
「だからいつの間に連絡入れたの?」
「2人の時間はそのあとで……たっぷりあるもんね」
「言い方がイヤだ」
「照れなくていいよ、梁ちゃん」
「っ、ほんとにイヤなんだってば」
すると、愛は立ち止まり
顔を覗き込んでくるとこう言った。
「そんな真っ赤な顔されて言われてもねぇ?」