ヤンデレくんとツンデレちゃん
「梁ちゃん♪」


なつっこい笑顔を向けて微笑んでくる。

そんな顔見てると怒る気も失せる。


ついでに落ち込んでいた理由も忘れた。


「板野さん」


と、そこにやってきたのは……


「西田先生、呼んでたよ。職員室まできてって」


眼鏡くんだ。


担任の先生があたしを……?

なんだろう。


まさか、成績のことで!?


そうだよ。

あたし、成績不良で落ち込んでたんじゃん。

どっかのバカのせいで忘れかけてた。
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