彼氏じゃないからできた
ここで彼は、水の残りを一気に飲み干した。
そして、真剣な目つきになって、わたしを見つめる。
「なあ……サエは今、俺といて楽しいか?」
「んー? そうだね、こんなにエロい気分になったのはひさびさだし……楽しいよ」
「おまえさっき、『付き合ってないのに』って言ったよな。俺は、またおまえと二人で……」
「ねえ」
わたしは雰囲気に酔った勢いで、彼の耳朶を軽く噛むと、甘いトーンでこう言った。
「また、タバコの味がする、キスしてよ」
彼はそれでスイッチが入ったようだった。気がつくとまた、心地よい力に押さえつけられて、わたしはベッドの上にいた。
夜が更けていく――
そして、真剣な目つきになって、わたしを見つめる。
「なあ……サエは今、俺といて楽しいか?」
「んー? そうだね、こんなにエロい気分になったのはひさびさだし……楽しいよ」
「おまえさっき、『付き合ってないのに』って言ったよな。俺は、またおまえと二人で……」
「ねえ」
わたしは雰囲気に酔った勢いで、彼の耳朶を軽く噛むと、甘いトーンでこう言った。
「また、タバコの味がする、キスしてよ」
彼はそれでスイッチが入ったようだった。気がつくとまた、心地よい力に押さえつけられて、わたしはベッドの上にいた。
夜が更けていく――