千秋先輩。その鈍感、本気ですか？

忘れてた

「あやおはよ！
なーなんで昨日家来なかったんだよ。
ゲームしようって話てたじゃん」



「ごめん輝、忘れてた」




そうだった。


約束もだけど、
千秋先輩に積極的になる前に
輝とのことをなんとかしなきゃいけないこと忘れてた！




「だと思った！またやろーぜ！」




「ごめん…」



輝の笑顔で許してくれるのが余計罪悪感が増す。

輝は別に恋愛感情で私のこと好きな訳じゃないのに申し訳ない！


言ったらからかわれそうな気がするけど、
言わないよりはましだよね。




「輝！」




「？、何？」




「輝って好きな人いる？」




「…どした急に？」



輝が急に真顔になる。




「あのね、私っ
「もしかして"私、千秋先輩が好きなの！
"なんて言わないよな？バレバレだっつーの！！」




私にわざとかぶせるみたいに輝が笑う。