千秋先輩。その鈍感、本気ですか?
周りの1年生も、生徒会の人も、
目の前のバスケ部の人もびっくりしてる。




しまった!恥ずかしすぎて下を向く。




最悪。泣きそう…



「す、すみませ…



「よく知ってるな!もしかして、元バスケ部?」




顔を上げると、
ものすごいイケメンが私に満面の笑みで手を振ってる。



ユニフォームからして


…あれがさっきの"千秋さん"!?





「良かったらマネージャー募集してるから来いよ!」



「千秋〜。1年生ナンパするの早すぎじゃね?」



「ナンパっ…そんな風に聞こえた!?悪い!!!」




「ごめんね1年生ちゃん。こいつすぐ声かけちゃうんだよね〜バスケバカだから!」




あっと言う間に注目の対象が"千秋さん"になる。





「でも本気でバスケ好きなら大歓迎!1年生諸君、ぜひ男バスへ☆」






周りから拍手が沸き起こる。
< 4 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop