千秋先輩。その鈍感、本気ですか?
愛海ちゃんがまたぼろぼろと涙を零す。
「輝くんとは中学の時から塾が一緒で、
お互いバスケが好きだったから仲良くなって…
気がついたら好きになってた。
でも、同じ高校になって輝くんにすごく仲の良い幼馴染がいるって聞いて…
それが綾乃ちゃんで。
家族みたいな関係だって前から聞いてたんだけど、
それでもやっぱり2人が仲良く話してるの見てたらいいなあって…。
綾乃ちゃんのこと、大好きなのに嫉妬しちゃったりして…見苦しいよね」
「そんなこと無いよ…」
輝が塾に行ってたのは知ってたけど、
愛海ちゃんと一緒だったなんて知らなかった。
こういう時、なんて言えばいいんだろう。
軽々しく
応援するよ!
なんて言ってもいいのかな。
ごめんね
って謝ればいいの?
それは違うよね。
「本当に、輝のことは家族としか思ってないから」
私は、それしか言うことができなかった。
「輝くんとは中学の時から塾が一緒で、
お互いバスケが好きだったから仲良くなって…
気がついたら好きになってた。
でも、同じ高校になって輝くんにすごく仲の良い幼馴染がいるって聞いて…
それが綾乃ちゃんで。
家族みたいな関係だって前から聞いてたんだけど、
それでもやっぱり2人が仲良く話してるの見てたらいいなあって…。
綾乃ちゃんのこと、大好きなのに嫉妬しちゃったりして…見苦しいよね」
「そんなこと無いよ…」
輝が塾に行ってたのは知ってたけど、
愛海ちゃんと一緒だったなんて知らなかった。
こういう時、なんて言えばいいんだろう。
軽々しく
応援するよ!
なんて言ってもいいのかな。
ごめんね
って謝ればいいの?
それは違うよね。
「本当に、輝のことは家族としか思ってないから」
私は、それしか言うことができなかった。