千秋先輩。その鈍感、本気ですか?
ガコンッ
ガコンガコンッ
しばらくすると、千秋先輩のシュートが全く入らなくなって来た。
(いつもはこんなに外れないのに。疲れてるのかな)
「千秋先輩!少し休憩しましょう!!」
「まだだ。せめて、あと1回!」
先輩の目がギラギラしてる。
これは本当にまずい!!
「もうそれ何回目ですか!!いいから休んで下さい!」
無理矢理千秋先輩からボールを奪って座らせる。
こうでもしないとまだ練習しそう!
先輩は私の気迫にびっくりしたのか、大人しくなった。
「…悪い」
「いえ…体が疲れてるんだと思います。今日はゆっくり帰って休んで下さい」
「そうする。…送る」
「よろけながら立ち上がる先輩に送ってもらうほど弱くないので大丈夫です」
「寺原…お前、言うようになったな」
千秋先輩がやっと、
ちょっとだけいつもの笑顔を見せた。
「私だって先輩のこともっとしっかりサポートできる良いマネージャーになれるように頑張りたいんです」
「…期待してる。でも、それはそれ!これはこれ!俺は寺原が嫌がっても送るからな!」
「だから大丈夫ですって!」
早く帰って休んで!!
「俺が寺原と一緒に帰りたいんだよ!…そんなに嫌か?」
ガコンガコンッ
しばらくすると、千秋先輩のシュートが全く入らなくなって来た。
(いつもはこんなに外れないのに。疲れてるのかな)
「千秋先輩!少し休憩しましょう!!」
「まだだ。せめて、あと1回!」
先輩の目がギラギラしてる。
これは本当にまずい!!
「もうそれ何回目ですか!!いいから休んで下さい!」
無理矢理千秋先輩からボールを奪って座らせる。
こうでもしないとまだ練習しそう!
先輩は私の気迫にびっくりしたのか、大人しくなった。
「…悪い」
「いえ…体が疲れてるんだと思います。今日はゆっくり帰って休んで下さい」
「そうする。…送る」
「よろけながら立ち上がる先輩に送ってもらうほど弱くないので大丈夫です」
「寺原…お前、言うようになったな」
千秋先輩がやっと、
ちょっとだけいつもの笑顔を見せた。
「私だって先輩のこともっとしっかりサポートできる良いマネージャーになれるように頑張りたいんです」
「…期待してる。でも、それはそれ!これはこれ!俺は寺原が嫌がっても送るからな!」
「だから大丈夫ですって!」
早く帰って休んで!!
「俺が寺原と一緒に帰りたいんだよ!…そんなに嫌か?」