千秋先輩。その鈍感、本気ですか?
千秋先輩
試合が終わってから2週間、
千秋先輩は部活に顔を出さなかった。
「寂しいなー」
愛海ちゃんとお弁当を食べながら話す。
「確かに千秋先輩がいないと寂しいよね。
部活の太陽がいないっていうか…」
「分かる」
ふと、教室の入り口がざわつく。
「あっ綾乃!!ものすごいイケメンが呼んでる!!」
「千秋先輩!!」
「よっ」
久々の千秋先輩に嬉しくなる。
でも、足が包帯でぐるぐる巻き!!!
「足大丈夫ですか!?」
愛海ちゃんと輝もぎょっとして足を凝視する。
「これが大げさなだけ。
来週からは完全復帰できるらしいから!
…寺原、今ちょっと時間ある?」
「えっ今ですか!?今は…
「ありま〜す♡」
「行ってらっしゃい♥」
愛海ちゃんと輝がいたずらっぽい顔で私を外に追いやる。
輝は最近もう完全に元通り!ってくらい前みたいに話すようになったけど…
いじり倒して来るようになった!
しかも今日は愛海ちゃんまで!!
「じゃあ行くか!」
先輩が松葉杖を器用に使って歩き出す。
千秋先輩は部活に顔を出さなかった。
「寂しいなー」
愛海ちゃんとお弁当を食べながら話す。
「確かに千秋先輩がいないと寂しいよね。
部活の太陽がいないっていうか…」
「分かる」
ふと、教室の入り口がざわつく。
「あっ綾乃!!ものすごいイケメンが呼んでる!!」
「千秋先輩!!」
「よっ」
久々の千秋先輩に嬉しくなる。
でも、足が包帯でぐるぐる巻き!!!
「足大丈夫ですか!?」
愛海ちゃんと輝もぎょっとして足を凝視する。
「これが大げさなだけ。
来週からは完全復帰できるらしいから!
…寺原、今ちょっと時間ある?」
「えっ今ですか!?今は…
「ありま〜す♡」
「行ってらっしゃい♥」
愛海ちゃんと輝がいたずらっぽい顔で私を外に追いやる。
輝は最近もう完全に元通り!ってくらい前みたいに話すようになったけど…
いじり倒して来るようになった!
しかも今日は愛海ちゃんまで!!
「じゃあ行くか!」
先輩が松葉杖を器用に使って歩き出す。